2019年イチ押しのJavaScriptフレームワークオーバービュー

JavaScriptフレームワークの選択は、プロジェクトごとの要件によって常に異なります。

容量、パフォーマンス、リユーザビリティ、コミュニティのサポートなど、様々な側面を考慮する必要があります。

この流行を常に追い続けることがいかに難しいか知っていたので、私たちは個人的な経験と開発者コミュニティの意見に基づいて、最善のフロントエンドフレームワークのリストを作成することにしました。

これらのうち、上位5つのフレームワーク、そしてライブラリにスポットライトを当てましょう:

  • React
  • Vue
  • Angular
  • Backbone
  • Ember

React

初心者であれ経験豊富なフロントエンド開発者であれ、間違いなくReactの名を耳にしたことはあるでしょう。

コードをより効率的にするという目的からFacebookの開発者により作成されたReactは、今最先端のフロントエンドフレームワークであり、最も急成長している技術です。Webアプリケーションのための豊富でインタラクティブなユーザーインタフェースを構築するプロセスが、これにより大幅に簡素化されているため、驚くことではないでしょうか。

State of JavaScript 2018の結果は、2016年から2018年にかけてReactの人気が徐々に高まってきていることを示しています:

素晴らしいのは、これが世界中の開発者の大規模なコミュニティから支援されているということです。

さらに、このフレームワークは初心者にとっても全くのユーザーフレンドリーを実現しています ― 学習中のあらゆる困難に対処するのに役立つガイドがあります。そのため、数時間でReactの基本を学び、さらに詳細なドキュメントでより高度な側面を習得できます。

シームレスなモバイル体験のため、Reactの他にもES6、Redux状態管理ライブラリ、Express、Jest、React Nativeなどが開発者により使用される傾向があります。

開発者は、Reactの以下のような機能を支持しています:

  • コンポーネントベースのアーキテクチャ
  • 明確で保守可能なコードの作成に役立つ、上品なスタイルのプログラミングと宣言型ビュー
  • バーチャルDOMでの操作を高速にする、一方向のデータバインディングによる高速パフォーマンス
  • 効果的なイベント処理
  • JSX ― 複雑でないコンポーネントを書くマークアップ構文
  • 開発を容易にし、アプリケーションの状態管理をより予測可能にする、機能的パラダイムの採用と普及
  • SEO対策

そして何より、アプリケーションでリアルタイムにデータを処理する必要がある場合、これは良い選択肢です。

Reactについて学び始めた方を助け、開発者の視点からより深く学ぶのに役立つ記事を選びました:

Vue

まだ新しいフレームワークですが、Vueは開発者コミュニティでますます注目を集めています。発表から数年間で、安定して多くのスタートアップや企業に価値を提供することに成功しました。もっとも、人気の点では依然としてReactとAngularが勝っており、Vueを陰に追いやっていますが、Vueは徐々にソフトウェア開発者に採用されるようになってきています。

State of JS 2018によれば、回答者の約50%がこのフレームワークを学びたいと答えましたが、それには理由があります。

VueではシンプルなWebアプリケーションの構築にはほとんど時間がかからず、主にそのなだらかな習熟曲線と複雑さの軽減によって評価されています。これはコンポーネントをリアクティブにします。つまり、状態オブジェクトに適用された変更は、レンダリングされたHTML内のフラッシュに表示されます。

ReactとAngularの開発者にとって朗報です:Vueは両方のフレームワークのコンセプトを共有しているため、容易に切り替えが可能です。

その他のVueの長所は次のとおりです:

  • 再利用可能なコードをカプセル化し、柔軟性を与え、容易なスケーリングを保証するコンポーネント指向の構造
  • 状態オブジェクトをビューおよびDOMと完全に同期させるのに役立つ、リアクティブメカニズム
  • モバイルユーザーインタフェース開発のためのソリューション
  • 極小サイズのフレームワーク。わずか18-21 KBで出荷
  • プロジェクト構造の単純化に役立つ
  • 容易にJavaScriptアプリケーションへ統合可能

最後になりましたが、重要なものは、Vueとそのエコシステムのほとんどすべての機能を網羅する包括的なドキュメントです。フレームワーク開発に貢献する、活発で成長を続けるコミュニティというのは、その紛れもない強みです。

つまるところ、取り掛かりやすく軽量で、進歩的なフレームワークを探しているのなら、Vueは試す価値のある最良の選択肢でしょう。

Vue開発の側面をより深く掘り下げるには、以下の記事をお勧めします:

Angular

Angularは、ユーザーインタフェースを構築するためのオープンソースプラットフォームです。大企業規模のプロジェクトには不可欠であり、フロントエンドフレームワークの中でトップの位置を占めています。

元々は、2009年にGoogleのエンジニアによって開発され、AngularJSとして知られていました。

その後、2016年にフレームワークが書き直され、現代のWeb開発の要件に沿ったものになりました。開発チームは何度も繰り返し新しいバージョンをリリースし続けており、現在のバージョンはAngular 7.0です。Angularは、MongoDB、Express、Angular、およびNode.jsの4つの主要なソフトウェア開発の柱、MEANスタックの一部です。

しかし、Angularの学習曲線は非常に急なため、SPAよりもむしろ、複雑で長期的なアプリケーションの構築に適していることを考慮する必要があります。

Angularの中心には、TypeScript ― タイプシステムと信頼性のあるタイプチェックを提供し、コードの保守を容易にした言語があります。TypeScriptはブラウザとは独立して更新されるため、ブラウザに頼る必要はなく、言語のすべての新機能を使用できます。

開発者はフレームワーク自体の他にも、非同期データを処理するRxJSや、プロジェクトの作成・デバッグ・デプロイを容易にするAngular CLIなどのツールを使用します。

Angularが好まれる点は、以下のとおりです:

  • MVCのようだが、コンポーネントを再利用可能にするコンポーネントベースのアーキテクチャ。コードをカプセル化して生産性を向上させる
  • モデルをビューと同期させ、余分なコードを書く必要性を排除する、双方向データバインディング
  • 階層的な依存関係の投入により、コンポーネントを再利用可能にし、また保守を容易にする
  • モバイルファーストアプローチでの設計
  • 迅速なパフォーマンス。ただし、コードの品質に大きく依存する
  • 読み書きの容易なテンプレート構文
  • 簡単なユニットテストを保証するコンポーネント
  • 活発で大規模なコミュニティ
  • 反復開発に適する

結論として、Angularは、複雑なシステムを構築する場合には申し分ないフロントエンド技術ですが、急速に変化するユーザーインタフェースを作成するにはあまり便利ではありません。後者の場合は、より軽量で習得も容易な、ReactやVueを使用するのが良いでしょう。しかし、Angularの学習曲線は非常に急ではありますが、結果として得られるソフトウェアの信頼性はそれを十分に補います。

Angularをより良く理解するためには、以下の記事をお勧めします:

Angular vs. React vs. Vue:人気の比較

Google Trendsを使えば、Angular、React、Vueの人気が過去5年間でどのように変化してきたかを明確に示してくれます。

以下の記事は、これら3つのフレームワークから選択する際の助けになるでしょう:

Backbone

Backbone.jsは、2010年に最初にリリースされた、オープンソースのJavaScriptライブラリです。7.5KBで出荷され、Underscore.jsとjQueryの2つのJSライブラリにのみ依存しているので、非常に軽量であることで知られています。また、MITの下でライセンスされており、誰もがその開発に貢献できます

リリース直後は大変流行しましたが、その人気はReact、Vue.js、そしてAngularの成長とともに低下していきました。

State of JS Surveyによると、Backboneは最も人気のある上位3つのフレームワークには含まれませんが、それでもWebアプリケーションの構造を形作れるため、多くの開発者から高く評価されています。Trello、Soundcloud、Airbnbをはじめ多くの企業が、フロントエンド技術としてBackboneを採用しています。

Backboneを使う理由

JavaScriptを集中的に使用するとコードの管理や維持が困難になるため、Backboneはビジネスロジックをユーザーインタフェースから離してアプリケーション構造を適切にすることで、この問題を解決します。言い換えれば、アプリケーションのバックボーンを維持するのです。

モデル、ビュー、コレクション、イベント、ルーター、そして同期はフレームワークの基本コンポーネントです。DOMをビューに、またデータをモデルに抽象化し、イベントを使用してそれらをバインドします。イベントを介した情報伝達のおかげで、コード全体が読みやすく維持も容易になります。

その他の基本的な特徴は以下のとおりです:

  • モデルのキーと値のバインディング
  • モデル・ビュー・プレゼンター(MVP)のデザインパターン
  • アプリのバックエンドとリアルタイムで同期
  • サーバー・クライアント間通信用のRESTful JSONインタフェース

もう1つの利点は、Backboneでは好きなテンプレートエンジンを使用できることです。

Backboneは最近ではあまり頻繁にアップデートされていませんが、バグは修正されドキュメントは体系的に更新されています。

すべてを考慮すると、Backboneはシングルページアプリケーション(SPA)と複雑なクライアントサイドアプリケーションの両方を構築するのに最適です。

バックボーンについてより深く知りたければ、こちらの記事は読んでおく価値があるでしょう:

Ember

Emberについては聞いたことがあるでしょうか?

大人気のApple MusicはEmberで作られています。Netflix、LinkedIn、Microsoft、その他の人気WebサイトにもEmberが使用されています。

Ember.jsは、2011年にリリースされた無料のJavaScriptクライアントサイドフレームワークです。

EmberはスケーラブルなSPAデスクトップ、およびモバイルアプリを作成するよう設計されているため、完全な開発スタックを構成するツールセットが付属しています。Emberの規約とすぐに使用できる機能により、開発者は構成方法を整理することなく、アプリの機能性に集中できます。

以下にEmber.jsの強みを挙げます:

  • MVVMパターン上で構築されている
  • JavaScriptトランスパイラであるBabelと互換性がある
  • Emberの基本原則の1つ、停滞のない安定性に基づき、旧バージョンのフレームワークとの下位互換性を持つ
  • 簡明なテンプレート言語、Handlebarsにより記述された、アプリのユーザーインタフェースを際立たせる美しいテンプレート
  • ベースのモデルデータが変更されると直ちにテンプレートが更新される、宣言型の双方向データバインディング
  • Emberのプラグインリポジトリで、5,000以上の優れたプラグインが利用可能。インストールするだけで、アドオンを一から構築する必要なし。最も人気のあるうちの1つに、認証管理のためのEmber-simple-authなど
  • CoffeeScript、LESS、Sass、HandlebarsなどをサポートするコマンドラインユーティリティであるEmber-CLIを使うことで、さらなる生産性の向上
  • 豊富なエコシステムと活発なコミュニティ
  • 新たな価値を創造する、関数をプロパティとして宣言できる計算プロパティ
  • 継承とミックスインの理解を容易にする、オブジェクトシステム
  • テンプレートを再利用可能なコンポーネントに手軽にリファクタリング

Emberは生産性を念頭に置いて構築されており、今日では最も柔軟なフレームワークの1つであることが証明されています。Emberがあなたのアプリに適しているかどうか、是非試してみてください。

Emberについてより深く知る:

Backbone vs. Ember人気の比較

EmberがBackboneを追い越していることが、容易に見て取れるでしょう:

最速のフレームワークはどれ?

どのフレームワークが速度とパフォーマンスの面で最も優れているかを知りたければ、詳細なパフォーマンスベンチマークの結果をさらに詳しく調べることをお勧めします。

おわりに

私たちは開発者として、JSフレームワークを選択するプロセスが、どれほど圧倒的な難題になり得るかを知っています。

複数のフレームワークを比較するときは、学習曲線がどれだけ激しい/なだらかなものか、そのエコシステムの中核となるもの、提供されるパフォーマンスの種類などについて、把握する必要があります。

上記すべてのフレームワークとライブラリは、優れたユーザーインタフェース優先のアプリを作成する機会を拡げます。さあ、あなた自身のプロジェクトに最適なものを選択しましょう。

この記事は、著者の許可を得て翻訳しています。なお、原文はこちらです。

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